映画:運び屋

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イーストウッドの作品。相変わらず、自分で全て決めて自己完結させる話。しかし、途中までは、滑稽で軽快で笑ってみていました。彼は自分の人生をどんなときでも楽しんだのでしょう。それは映画の前半の方でわかり、それゆえ、家族を苦しめてきたのだと思います。家族は要所要所のところで一緒にいることを望みますからね。けどそれをしなかった男。

けど仕事を失い、家族が大事だと気づき、それを大切にできていなかったことに気づいたとき、彼はすべて自らの意志で、自分の大切なもののために動きます。はじめは思いつきのように退役軍人の施設にお金をあげたりしているように見えますが、実は繰り返し運び屋家業をやっているのは、孫娘の学費のためのようです。奥さんが死にそうになったとき、すべてを投げ捨てて一緒にいるのですが、それは当然ですね。はじめからそういうスタンスだったのだから。裁判で、自ら有罪だといったのも、すべては自分の意志で、大切なものを守るためにしたことであるから、という強い意志の現れでしょうか。

まさにイーストウッド節の作品。いつもより笑えましたけど。★は

4点

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