テツコの部屋

結構話題になっていたので、期待してみてしまったのであれですが、まあ普通でした。ただ主演のホアキン・フェニックスの演技はすごかったです。フリーキーと言われるのがまさに画面からひしひしと感じられて、痩せこけた感じもしっかり役に合っていて素晴らしかったです。

内容はひょんなことで銃をもらって、いじめれた拍子に人を殺して、自分の出生に絶望し、みたいな普通の展開で、まあ頭で作った映画なんだなと思いました。おまけに普通の頭（笑）。

自我の支えがなくなった人が世の中の怒りや不安の代弁者になっていると勘違いすることで、それが自分自身だとまたまた勘違いするという構図は今のネットの状況に近いのではないかと思いました。そこは面白かったですが、製作者は表の顔と裏の顔という意識くらいしかなかったのかもしれませんが（メイキングみると）。

星は３．５くらいですかね。